こんにちは、野風です！
さて、前回の続きの出産編。
結果から言うと、とても安産だったと思うのですが（もう言っちゃう笑）
ご自身の出産を思い出しながら、これから来る出産の参考に、はたまたこんな人もいるんやな〜という程度に。
軽い気持ちで読んでいただけるとうれしいです。
出産レポ・後編 ～病院着～
破水？なに？と思いながら病院に着いたのが朝7時前。
診察の結果、やっぱり高位破水でした。
※ちなみに「高位破水」とは、子宮口から遠いところで破水していること。
小さい穴からチョロチョロ羊水が出てくるかんじ？尿もれと間違えたりして、気付くのが遅れる人もいるそう。
実際私も、おしるしがなかったら、夫がちょうど起きなかったら
朝方に病院に電話まではしなかったかも…！
高位破水の見分け方として、羊水は生臭いにおいがするって何かで読んで実際そうだったけど、「なるほど確かに！」って納得したのはかなり時間が経ってから。
初期で判断するのはけっこう難しいかも。
ん？と思ったら、
間違っててもいいからまず病院に連絡してくださいね。
そんなこんなで朝7時から入院。
破水していると感染症の心配があるので、陣痛の痛みはすでに遠のいていたけど入院です。
「陣痛が来たらどのタイミングで病院に行けばいいの〜。1人の時だったらどうしよう！」と心配していた私は、早々に入院できてちょっと安心。
飛び入り入院なのにすぐ朝ごはんまで出てきてリラックスする私をよそに
夫は急いで帰宅し、慌ただしく会社へ向かったそうです（笑）
朝の診察の時に、一晩くらい様子をみることになるかな、と先生に言われ、
てっきり破水したらすぐに出産するんだと思ってた私は「そんなに待つの!?」とびっくり(高位破水だからかな？)
のんびり過ごしてていいよ〜と言われたので、本を読んだりゴロゴロ寝たりして、人生初の入院生活を満喫しましたw
のんびり過ごし、気付けば夕方に
あっという間に17時の夕食を食べ終わり、本当にこんなリラックスタイム継続中でいいの!? と思っていると仕事終わりの母と夫が到着。
多少陣痛っぽい痛みはあるけどまだまだ軽めの生理痛程度なので、今のうちに寝た方がいいからと看護師さんに2人は帰宅を促され(笑）
20時前にはまたも1人に。
暗い部屋でうとうとしていると、22時くらいからかな？
徐々にお腹が痛くなってきた！
陣痛アプリで間隔を記録していくも、眠さと痛さとで記録も記憶も曖昧に…。
アプリはアプリで毎回画面を立ち上げるのがめんどくさいし、
紙は紙でいちいち時計見なきゃいけないからめんどくさいし、何より眠いし！
苦戦していたら、6〜10分感覚で本格的に痛くなってきた！
いよいよなのね！看護師さんに見てもらったら、
なんと子宮口2センチ！
え？この痛みで2センチ？
絶望、絶望、絶望、絶ｂ…
先が長すぎ…る…。
これが忘れもしない、午前1時。
まだ２センチ… 絶望の孤軍奮闘
絶望が顔に出てたのか、看護師さんが「まだじゃない、もう2センチだよ！初めてのお産はゆーっくり進むからね。大丈夫！」
とぎゅーっと抱きしめて言ってくれて、ちょっとだけ安心。
…したのも束の間。
また1人になったら、痛みが終わるたびに
「まだ2センチ…途方もないな。耐えれるこれ？どうしよう、辛っ！」（心の声のつもりだったけど声出ちゃってたかなｗ）
の繰り返し。
眠いけど、痛い。
寝落ちしそうになると痛みがくるから、余計に辛い！
痛い時に「息を吐いて〜」って助産師さんがそばで言ってくれてる時は多少意識して呼吸できるけど、1人になると無理無理無理！
痛みのたびに脚に力が入っちゃって、すでにガクガク。
1人で無言で耐えてたから、
余計に変なところに力が入っちゃってたのかな？
ていうか、もういきみたい感覚ってやつだと思うんだけど!?
看護師さんに伝えてみると
「まだそんな時期じゃないと思うけど…、一応見てみるね」と測ってくれた。
なんと
3時すぎでもう6〜7センチ。
展開早ッ！ww
陣痛後半戦・夫＆実母合流
母と夫にラインで連絡し、2人が到着したのが4時半。
そこから1時間ほど、夫にテニスボールで肛門を押してもらい、いきみ逃し。
陣痛にも個人差があるから人によるけど、私はダイレクトにグイーッ！と、それこそおしりにめり込むくらいテニスボールを押し当ててもらうと楽になったなあ。
ここ、ちょうどしっぽの生え際（分かるかな？ドラゴンボール思い出してみてｗ）の部分なんだけど、会陰切開の痛みが引いてもあざになっててずっと痛かった。
力加減はほどほどをオススメします。笑
そんな辛い辛いいきみ逃しの間には、母が「息吐いてよ〜」って声をかけながら陣痛の時間を測ってくれる。
なにこれ。1人の時より5万倍楽じゃん！
弱っている姿はあまり人に見られたくなくて、
つわりの時も吐いてる時はトイレに近づくなと夫に言っていた私。
陣痛の時もギリギリまで1人でいいやと思ってたけど、
一緒にいてくれるって、有難ええ。。
今はコロナの影響で立ち会い出産できなかったママも多かったと聞きます。
１人で心細かっただろうに、最後まで本当によく頑張りました！
みんなほんとにほんとにすごいよ！世のママ、みんなお疲れ様！！(誰)
さて、そんなこんなで1時間ほどいきみを逃し、5時半には分娩室へ。
最後はもうヘトヘトでいきむ力もなかったのか、何度か自力でいきんでみた後、助産師さんが一言。
「ちょっと一回だけお手伝いするね」
？？？
ハテナが浮かんでいるうちにお腹をみぞおちから下っ腹に向かってググーッと押され、押し出されるように息子がにゅるんと誕生。（ところてん状態むすこｗ）
息子、誕生！
生まれた時はもう、感動とかよりも、
やっと終わった！！！！！！
という達成感でしばらく放心状態。
ふと我に返り、元気に泣く息子を確認したら「重たいお腹ともお別れなんだなあ…」とじんわり。
嬉しさも寂しさも安堵も、
それから、これからの育児への不安や責任感まで色々どっと押し寄せてきて頭と体が追いつかない。
からとりあえず休もう。
もう今日はいいでしょう、まだ朝6時だけど（笑）
産後は動いてはいけないらしく分娩台の上で１時間くらい休憩。
途中朝ご飯が出てきたけど、さすがに食べれず。
ついでにその後、久々に立ち上がったらもんんんのすごい立ちくらみ。
比較的安産だったし自分では全然平気だと思ってたけど
出血もあるし、やはり身体のダメージは相当なんだなと実感。
後陣痛も辛かったから薬をもらって、とりあえず昼まで泥のように寝ました。
出産を経験して
出産から１年半が経った今、改めて振り返ってみると
懐かしいという気持ちと共に、妊娠・出産を無事に終えられるのって奇跡なんだな、元気に生まれてきてくれて本当に良かったとつくづく思います。
妊娠・出産は未知なことがいっぱい。
自分の身体だけど、何が起こるかなんて医者だって神様だって分からない！
だから、これから出産を控えている人は、どうか無理せず！
安静に安静を重ねまくって（大げさくらいでちょうどいいのよ）、
新しい命はもちろんだけど、まずは自分の身体を大切にしてあげてくださいね。
ながーーくなりましたが、ここまで読んでくれた優しいあなた！
ありがとうございました。
