1歳半頃から、どっぷり車好きになった息子。
救急車は「ピーポーピーポー」、パトカーは「うー」、消防車は「うーーかんかん」、ゴミ収集車は「ちゅうちゅうちゃ」、道ですれ違うトラックは「おっきい!ちゃっく(大きい!トラック)」。だいたいこの4つがスタメンです(笑)
※上の3つは拙―い発音で正式名称も言えるんだけど、「おしゃべり図鑑」で音にハマってからこの言い方が定着。「りっちゃんのちっちゃいうーかんかん、どこ?」とか言って、最近会話になりだしたから余計面白いw
そんな息子と、半年くらい前かな?図書館で「ぼくはうんてんし」という本に出合いました。小さな男の子がデパートに飾ってあるバスの運転席に座ると、素敵なことが起こる絵本。
絵を担当された「間瀬なおかた」さんの、優しいタッチの絵が物語の世界と合っていてとってもかわいくて!調べてみたところ、どうやら車や電車が出てくる、ファンタジー系のおはなしが多いみたい。
それからはすっかり親子でファンになり、間瀬さんの作品を見つけるたびに息子と読んでいるので、今日は何冊か紹介します。
車も電車も、動物も♪1,2歳から長ーく楽しめる乗り物絵本
間瀬さんの絵本は、乗り物絵本といってもしっかり物語なので、字が多いです。が、とにかく絵が細かいので、1ページの情報量が多い!バスが山を走っているページでも、たくさんの動物や植物が出てくるので、「これは何?」とお話しながらページをめくっていたら語彙が増える増える!
まだ物語を理解するのは難しい頃は絵で楽しんで、大きくなったら自分で読んで。絵が子どもっぽくないので、年長さんになっても楽しめます。絵本ってちょっとお高めだけど、長く楽しめるから、1冊しっかり元が取れる(笑)
図書館の乗り物絵本ゾーンに1冊はあるので、見つけたらまずは手に取ってみてください。
野風親子が絶賛(笑)これは買い!なおすすめ絵本6選【乗り物絵本編】
●ぼくはうんてんし
車とキツネが好きな息子。何度も何度も「コンコンのぶーぶー!」とリクエストされ、たくさん読みました。この頃はまだ1歳すぎたばかりの頃で、物語の全部を理解できてはいないと思うけど、動物や自然、街のシーンも出てくるので、毎回色んなものを指さして楽しんでました。
●あめのひのえんそく(のりものしかけ絵本)
次に見つけたのがこれ。雨の日にぶどう山へ遠足に行くおはなし。トンネルやお空のしかけがあって感動!大好きな車がいっぱい出てくるから、これは?これは?と色や車の名前の勉強もはかどりましたw
●バスでおでかけ
クリスマスに、家族でバスに乗ってお出かけするはなし。バス停に停まるたびに、動物園や遊園地など色々な場所が出てきて、これは?これは?の連続でページが進まない(笑)ほっこり優しい絵本です。
●ぐるぐるまわろう ぐるぐるでんしゃ(のりものしかけ絵本)
これもオススメ!海まわり、山まわりに進む電車のおはなし。いろんな景色が出てきて、何度読んでも飽きない。どのページも絵の中に入りたいほど楽しそう!
●うみやまてつどう まぼろしのゆきのはらえき
●うみやまてつどう ふしぎな えかきさん
海山鉄道シリーズは、どちらもちょっぴりファンタジーな要素あり。見開きページを開くと、あっと驚くしかけがあります。
1歳でもパッと見て理解できるようになっているので、反応を見るのが楽しい!
特に「ゆきのはらえき」は、キツネ好きな息子はドハマリでした。
●はしれはしごしゃ
みんな大好き、はたらくくるまシリーズ。消防車が大好きな息子は、はしご車の表紙と自分のおもちゃを並べて「大きい!小さい!うーかんかん、いっしょ!」と盛り上がってました。
●アヒルのぼうけん かわのたび(レインボーえほん)
アヒルのぼうけん かわのたび (レインボーえほん) | 間瀬 なおかた |本 | 通販 | Amazon
これは乗り物じゃないけど、間瀬さんらしい優しいストーリーと、自然いっぱいの絵にほっこり。息子はこれで「滝」という単語を覚えましたw
●でんしゃのたび
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●おうちでんしゃ はっしゃしまーす
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電車派はコチラ。「ぐるぐるでんしゃ」は特に、町全体が描かれていてどのページもにぎやか♪間瀬さんの本は何度読んでも新しい発見があって、息子の反応も違うから楽しい!
数ある間瀬作品の中で、今回は乗り物系をピックアップして紹介してみました。
またオススメしたい1冊を見つけたら報告しますね~。
最後に、こんな余談も
「ふしぎな えかきさん」のあとがきに、間瀬さんのコメントが載っていました。
『小学生、中学生の時、作文や図画で良い成績をもらったことがありません。
「見たまま、感じたまま、ありのままをかきなさい」と学校の先生は言います。でも、どうしたらそんな事ができるのかは教えてくれません。アリの行列をどんなにながめてみても、どれがアリのママやらパパやら、ちっとも分かりません。
高校生になって「ありのまま」を書いたり、描いたりすることをあきらめた私は、ウソの文を作り、デタラメでいいやと思って絵を描くようになりました。
今も、ウソのお話を作り、デタラメな絵を描いています。「本当だったらいいな、本当になったら楽しいな」と思いながらかいています』
『うみやまてつどう ふしぎな えかきさん』(ひさかたチャイルド)より
なんだか母になって読むと、じーんとくるコメントです。間瀬さんの何がすごいって、法政大学文学部卒業なのよね。絵や文章に対して色々な思いを小さい頃から抱えながらも、勉学を怠らず最善の道へ進んで、夢を叶えたんだと思うと、ステキな方だなあと思います。
そういう人柄のあたたかさ、やさしさが絵になって表れているので、気になった方はぜひぜひ読んでみてくださいね。